認知行動療法の効果。どんな疾患に効果があるか。効果に影響を与える要素
2024/8/2 最終更新
認知行動療法がどのようなものか、知っていますか?
ひとことで表すと”思考の癖や行動のパターンをみつけ、
では、認知行動療法の効果についても知っているでしょうか?
どんな治療法にもいえることですが、
“疾患の症状改善”は認知行動療法の効果のうち、
また、
2024/8/2 最終更新
認知行動療法がどのようなものか、知っていますか?
ひとことで表すと”思考の癖や行動のパターンをみつけ、
では、認知行動療法の効果についても知っているでしょうか?
どんな治療法にもいえることですが、
“疾患の症状改善”は認知行動療法の効果のうち、
また、
認知行動療法の効果は”疾患の症状改善”のみではありません。
予防や再発防止にも効果があります。
薬物療法のみの治療より効果が高いと言われています。よって、
また、認知行動療法の再発防止効果は、疾患が再燃する前の”
気分の波はどんな人にも必ずあります。
気分の落ち込みなどが”まったくなくなる”ものではありませんので、誤解しないように注意したいポイントです。
認知行動療法の効果が期待できる精神疾患には、
うつ病
不安障害(パニック障害、社交不安障害、PTSD、
不眠症
摂食障害
統合失調症
パーソナリティ障害
改めてみるとかなり多くの疾患に適用できることがわかります。
このため、複数の疾患を併発している場合にも、効果が期待できると考えられます。
認知行動療法をおこなうのなら、できるだけ高い効果を得たいですよね。
効果に影響を与える要素には、どのようなものがあるのでしょうか?
影響を与える要素として重要なものには、
自分自身の状況
実施環境
もちろん、実際に治療の段階となると、
しかし、
精神状態や体調を整えてから治療を始めましょう。
また、認知行動療法を前向きに考えられないときも実施の段階ではないと考えられます。
認知行動療法は、自分自身の行動と努力が必要な治療法です。
行動を伴わない治療では、期待した効果を充分に得られません。
実施環境も、効果に大きな影響を与えます。
具体的には、担当者との信頼関係が挙げられます。
認知行動療法では現在の認知・行動に気づく段階が必要です。気づきを得ても、受け入れ難いと感じることもあるでしょう。
治療中は、困りごとについての自動思考にフォーカスをあてるため、
そこで重要なのが担当者との信頼関係です。
ときには受け入れ難い意見を、
信頼関係がなければ、
認知行動療法は疾患の改善だけでなく、予防・再発防止にも役立つ治療法です。
適用できる疾患も幅広く、治療がおわったあとも身につけた対処法によって再発の可能性を下げることができます。
認知行動療法の効果に影響を与える要素はここで挙げた2つだけではありませんが、自分自身の状況や実施環境を整えることが重要です。
※コラム中の画像は全てイメージです
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