適応障害で復職後、休みがちに。体調不良が再発して再休職するときに頼れるところとは?

2024/8/21 最終更新

仕事を頑張りすぎたり、職場の人間関係などがうまくいかずに適応障害やうつ病などのメンタル不調を発症し、休職することになった方もいるのではないでしょうか?

 

そして休職からしばらくして復職したものの、体調不良が再発して休みがちな方もいるかもしれません。

本コラムでは、復職後の働き方に悩みを抱えている方に役立つ内容をご紹介します。

  • うつ病や適応障害で復職後に頑張れないのは甘えじゃない

    復職できたのに最近休みがち。

     

    会社は休職することを認めてくれて、退職勧奨や解雇することなく職場復帰を支えてくれたのに、それに応えられない。

     

    そのような自分を否定的に感じてしまう方もいるのではないでしょうか?

     

    私たちリワークセンターは、適応障害やうつ病などで休職した方の復職をサポートする専門機関です。

    2023年度は7000件以上のご相談がございました。

     

    多くの方からの相談や悩みをお伺いするなかで、復職後に頑張りすぎて一度目の休職時よりも症状を悪化させてしまう方もいらっしゃいました。

     

    復職後の体調不良や出社する気力が出ないのは、心と体からのアラートです。

    そのアラートに応じて休みがちになってしまうことは、決して甘えではありません。

     

    自分自身を大切にする選択ができているとの見方もできるのではないでしょうか。

  • 再休職することも選択肢のひとつ

    再休職することも選択肢のひとつ

    やっと復職できたなかで職場に心苦しさを感じる方もいるかもしれませんが、仕事復帰後に体調不良が続いて休みがちなら再休職することも選択肢のひとつです。

     

    無理をして仕事を続けると、症状が再発・悪化しかねません。

    心身の体調を最優先に、再び休む勇気を持つことも大切です。

     

    特にうつ病の場合、再発を繰り返すごとに再発率が高まります。

    2回うつ病にかかった方は70%、3回かかった方は90%と再発率が高くなるデータが厚生労働省の「資料1:うつ病について」から示されています。

     

    そのためうつ病で休職して復職した方は、再発する前に再休職をするなどで状況を改善することが大切です。

     

    ただし再休職と復職を何度も繰り返すことは、あなたにとっても会社にとっても良いこととは言えません。

     

    自分らしく働き続けられる職場復帰に向けた準備を再休職中に整えることが大切です。

     

    リワークセンターでは、あなたと会社の橋渡し役になりながら復職をサポートしています。

    復職後の職場定着率は90%以上と、多くの方が再び休職することなく働き続けています。

     

    「再休職したいけれど会社に言いづらい」などお悩みの方は、リワークセンターにまずご相談ください。

    あなたが再休職することの理解が得られるように、リワークセンターがサポートします。

     

  • リワークセンターとは

    リワークセンターとは

    リワークセンターは復職専門支援機関として、全国38ヵ所以上(2024年7月時点)で休職中の皆さまをサポートしています。

     

    毎日500名以上の方が利用し、23年度の復職率90%以上と多くの方が自分らしく働ける職場復帰を実現し、働き続けています。

     

     

    生活リズムや体力の回復

    リワークセンターでは、生活リズムや体力の回復を大切にしています。

     

    治療のために夜型のライフスタイルになったり、寝たきりで低下した体力のまま復職すると、体調不良になるリスクが高まるためです。

     

    リワークセンターでは、生活リズムや体力改善に役立つセルフケアプログラムがあります。

    ヨガやウォーキングなどのほか、RIZAPとコラボした健康促進プログラムも受けられます。

     

    日中に体を動かすようにすると、体力を取り戻しながら夜に寝付きやすくなります。生活リズム改善にも役立つと好評です。

     

    リワークセンターは、最初は週に数回短時間から利用開始することもできます。

    主治医と連携しながら、無理のないペースで始められます。

     

    ストレスの原因や対処法を知る

    適応障害やうつ病は、ストレスが原因となって発症する精神疾患です。

     

    治療にはストレスの原因から離れることが大切なので、休職・再休職が精神科医からも推奨されます。

     

    リワークセンターでは、このストレスの原因を知り、その対処法を身につけることを大切にしています。

    ストレスの原因が分からないと、職場復帰後の再発・再休職リスクが高まるからです。

     

    ストレスの原因が何かを知ることで、その対策ができるようになります。

    たとえば特定の仕事内容や対人関係が原因になっているならば、復職面談時に担当業務の変更や配置転換などを上司と交渉できるようになります。

     

    ストレスの原因に気づけることで、「それと距離を取るにはどうすればいいのか」や「避けられない時には、どのようにすればいいのか」などを事前に考え、必要なアクションを講じられるようになります。

     

    復職面談で自分らしい働き方へ

    職場復帰への準備が整ってきたら、復職に向けて具体的な調整を企業とおこないます。

    それが復職面談です。

     

    リワークセンターでは復職面談に同席し、あなたが無理なく仕事復帰できるようにサポートします。

    会社にリワークセンターの利用を知られたくない場合は同席しませんのでご安心ください。

     

    たとえば下記のような調整をおこないます。

    復職時期

    復職時の配属先や仕事内容

    慣らし勤務(時短勤務)の導入

     

    体調や生活リズムなど復職できる準備が整ってから仕事復帰できるように企業と調整します。

     

    またストレスの原因となった環境改善に向けて、復帰時の部署や仕事内容なども状況に応じて交渉します。

     

    最初から週5日フルタイム勤務で頑張りすぎると症状の再発につながりかねません。

    徐々に慣れていけるように、最初は短時間勤務で仕事復帰できるように企業へ提案します。

     

    あなたが安心して職場復帰できるよう丁寧にサポートします。

     

    復職後のサポート

    リワークセンターのサポートは、復職して終わりではありません。

    職場復帰後も継続的にサポートします。

     

    定期的に面談をし、仕事や心身に関するお悩みなどをご相談いただけます。

    相談内容によっては、改善に向けて企業と掛け合います。

     

    またリワークセンターでは、ストレスへの対処や環境調整がご自身でもできるようにセルフマネジメントの習得も大切にしています。

    これらの取り組みにより復職後の職場定着率90%以上と、多くの方が働き続けています(23年度実績)。

     

    復職と再休職を繰り返さないためには、休職中の準備がとても大切です。

    症状で辛いなか、すべてを一人で頑張ろうとするのではなく、リワークセンターに頼ってみませんか?

     

    私たちも、あなたのお力になれると嬉しいです。

     

    少しでもリワークセンターにご興味をお持ちいただけましたら、下記から資料をご請求ください。

    リワークセンターを利用して職場復帰した方のエピソードbookを無料で配布しています。

     

     

     

    ※コラム中の画像は全てイメージです

執筆:コラム編集部
執筆:コラム編集部
医療・福祉分野で主に障害のある方の支援を10年以上従事。これまでの経験とノウハウを活かし、さまざまな事情から不調になり休職したり、働けなくなったりした方向けに、復職や就職などの“働く”をテーマに少しでも役立つ情報を執筆。
監修:吉村 紘樹
監修:吉村 紘樹
障害者雇用に関する企業、行政に向けたコンサルティング業務に長らく従事し、児童分野においても児童発達支援・放課後等デイサービスのエリアマネジメントを経験。福祉業界で自社・他法人含め人材育成や人事制度策定・サービス開発のアドバイザリーや、ひきこもり・生活困窮者の就労支援等も経験し、現在は株式会社Rodinaにて休職者支援をおこなっている。