気分変調症による仕事についての困りごととは? ひとりで悩まないで!

気分変調症による仕事についての困りごととは? ひとりで悩まないで!

気分変調症は経過が長い疾患です。そのため、日常生活への支障も長い時間でてしまい、仕事への支障にもつながってしまいます。 仕事の質は直接的に生活の満足度へ影響します。いつも完璧に仕事をし続けることは現実的ではありませんが、可能な限り調子良く仕事をしたいと思うことも自然なことです。気分変調症のある方がストレスを減らして仕事をするために、何ができるのか一緒に考えていきましょう。

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目次

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気分変調症の症状はどんなふうに仕事に影響する?

気分変調症の症状はどんなふうに仕事に影響する?

まずは、気分変調症の症状によって、仕事へどのような支障が出やすいのか考えてみましょう。気分変調症は抑うつ状態が長く続く疾患です。
この症状があるために以下のような支障が出てきます。

 

ミスするんじゃないか、と不安で仕事が手につかない

迅速な決断が必要な場面で時間がかかる

疲れやすく、仕事に集中できない

症状により自己主張が苦手なため、チームワークが必要な仕事がうまくいかない

 

これらはあくまで一例で、他の症状がみられることもあります。自分の疾患の特性について理解しておくことが大切です。それを踏まえたうえで、仕事の仕方や環境でどんな工夫ができるのか、考えていきましょう。

気分変調症のある人が仕事のためにできる対応

先程紹介したような支障を含め、自分がどんなときに疾患の影響を受けているか、観察してみましょう。ここで注意して欲しいポイントは、自分を責めるためではなく適切な対処法を探すために観察することです。特性を知っていたほうが対処がしやすいから観察する、という感じで軽く捉えてみてください。そこから、特性に合わせた対応を考えていきましょう。具体例を挙げてみます。

体調を整える

生活習慣を整える

薬物治療中は自己判断で服薬をやめない

 

体調を整えるのは仕事だけでなく生活のベースになります。口でいうのは簡単ですが、症状に対しては努力だけではどうにもできないこともあります。だからこそ、自分でコントロールできる部分はコツコツ積み重ねていきましょう。特に、服薬に関しては自分の努力でどうにもならない部分である症状の改善が見込める部分です。調子が良くなってくると「もう飲まなくても大丈夫」と思ってしまいそうになります。しかし、服薬という自分でコントロールできることを疎かにして、症状が悪化することは非常にもったいないです。医師と現在の症状を相談のうえ減らしていきましょう。

職場環境を調整する・選択する

スケジュールに余裕をもたせて仕事をする

残業をしない、または少なくする

休みを取りやすい職場を選ぶ

 

体調を整えるように努力していても、体調の波は誰にでもあります。また、予想できるものでもありません。そのため、突然調子が悪くなることもあるという前提にたって職場環境を整えましょう。目新しいものはなかったかもしれませんが、実は気分変調症特有のしなければならないことは特にないのです。どんな人でもやるべきことの積み重ねが一番重要です。気分良く仕事をしていれば、抑うつ気分を少し忘れることもあるでしょう。そうなれば、しめたもの。気分変調症は改善できる疾患なので、仕事で改善へのきっかけを得られるかもしれません。

仕事の悩みも専門機関に相談できます

仕事の悩みも専門機関に相談できます

気分変調症の方が仕事を探していると、誰に相談したら良いかわからないような悩みも出てくると思います。仕事を探していて困っているけれど、誰に相談して良いかわからないこともあるでしょう。そんなときは就労移行支援など、専門機関へ相談することも検討してみてください。就労移行支援では、気分変調症に限らず精神疾患のある方や障害のある方の就労をサポートしています。自ずといろんな情報が集まってきますので、ひとりで悩んで答えが出ない場合も力になってもらうことができるかもしれません。具体的な悩みまでどんな相談でも受け付けています。「こんなこと相談していいのかな?」そんなふうに悩むことはありません。支援員も、あなたが今どんなことに悩んでいるのか、どんなことに困っているのかを知れたほうがサポートをしやすいです。

まとめ

気分変調症は抑うつ気分が長く続く疾患のため、それが仕事に影響することもあります。どのような支障がでやすいか、それに対する対応を具体例を交えて紹介してきました。抑うつ気分と一言で表しても、さまざまな困りごとに繋がることがわかります。あなたの困りごとに近いものはあったでしょうか? 

体調面や職場環境を整えてみましょう。目新しい解決策に飛びつくよりも、日々の積み重ねが大切です。しかし、症状には個人差がありますし、固有の状況で感じる困りごともあるでしょう。このコラムでは悩みが解決しきれなかった場合や、もっと他の悩みがある場合には、ひとりで悩まず専門機関に相談することをおすすめします。

※コラム中の画像は全てイメージです

この記事の執筆者・監修者

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執筆:コラム編集部

医療・福祉分野で主に障害のある方の支援を10年以上従事。これまでの経験とノウハウを活かし、さまざまな事情から不調になり休職したり、働けなくなったりした方向けに、復職や就職などの“働く”をテーマに少しでも役立つ情報を執筆

医療・福祉分野で主に障害のある方の支援を10年以上従事。これまでの経験とノウハウを活かし、さまざまな事情から不調になり休職したり、働けなくなったりした方向けに、復職や就職などの“働く”をテーマに少しでも役立つ情報を執筆

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監修:藤澤 佳澄

大阪大学 大学院人間科学研究科 博士後期課程単位取得退学。大阪大学非常勤講師をはじめ、各種教育機関で教鞭をとる。
メンタルクリニックにて十年弱心理職として従事。
「体験型ワークで学ぶ教育相談」(大阪大学出版会)一部執筆。
現在は特定非営利活動法人Rodinaの研究所にて、リワークを広く知ってもらうための研究や活動をおこなう。

大阪大学 大学院人間科学研究科 博士後期課程単位取得退学。大阪大学非常勤講師をはじめ、各種教育機関で教鞭をとる。
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