気分変調症ってどんなもの? わかりやすく知りたい
気分変調症を一言で表すと、抑うつ気分が長期間続く疾患です。
さまざまな疾患で診断基準の参考に使用されているものとして、もうひとつDSMが挙げられます。第五版が最新のものですが、第三版で初めて気分変調症という診断カテゴリーが登場しました。最近は持続性抑うつ障害と呼ばれることもあり、おなじ疾患を指しています。抑うつ状態が代表的な症状ですが、
気分変調症の症状
気分変調症の症状は多岐にわたって現れます。抑うつ症状は、以下のようにさまざまな身体的・
食欲不振
眠れない、睡眠リズムが安定しない
やる気が出ない
疲れやすい
自尊心が低下し、自己評価も低くなる
集中力、生産性の低下
ネガティブ思考
これらのうち、
しかし、これらの症状は他の疾患でもみられることがあり、気分変調症特有の症状とはいえない印象をうけます。気分変調症は周囲の人から理解が得られづらいことがありますが、症状の特徴も関係しているのかもしれませんね。また、自分自身を責めてしまっているケースも多くみられます。下のコラムで触れたように「もともとの性格だから仕方ない」と諦めてしまって治療につながらないこともあります。
“気分障害”の一分類である“気分変調症”
もしかすると「気分障害なら聞いたことがあるけれど、気分変調症
DSM-5やICD-10で気分症変調症は、気分障害のひとつの分類に位置付けられています。気分障害は大枠で、細かい区別のひとつが気分変調症だということです。
気分障害は「抑うつ状態や躁状態がみられる疾患の総称」です。躁状態とは、いわゆるハイになった状態を指します。そして、気分障害のなかでも抑うつ状態のみが長期間みられるものが気分変調症として他の疾患と区別されているのです。また、他の気分障害に分類される疾患としては双極性障害や反復性うつ病性障害などがあります。