“性格”だと見過ごされやすい気分変調症。治療で改善できる疾患です
2024/8/19 最終更新
気分変調症という疾患名を聞いたことがあるでしょうか?
あまり聞き馴染みがないかもしれませんが、特に珍しいわけではなく、
ではなぜ、
実は、気分変調症はその特徴により見過ごされやすいのです。
そのため、認知度はあまり高くなく、生きづらさにつながっていることがあります。
今回はそんな気分変調症の一側面にフォーカスをあててみます。
2024/8/19 最終更新
気分変調症という疾患名を聞いたことがあるでしょうか?
あまり聞き馴染みがないかもしれませんが、特に珍しいわけではなく、
ではなぜ、
実は、気分変調症はその特徴により見過ごされやすいのです。
そのため、認知度はあまり高くなく、生きづらさにつながっていることがあります。
今回はそんな気分変調症の一側面にフォーカスをあててみます。
「もともと、こんな性格だから……」
気分変調症の症状を、
周囲の人からの誤解も多いですが、
気分変調症は若い時期に発症することが多く、
思春期特有の感情変化
人生とはこういうものと捉えている
もともとの性格だから仕方ない
こんなふうに思っていると、病気の発見は難しそうですよね。
気分変調症は改善が見込めます。
ただ、変化しやすいというのは、必ずしも改善とは限りません。
他の疾患へ移行したり、
その場合には、
どんな形であれ、現状を受け入れることは必要なことです。
しかし、「性格だから変えられない」と諦めたり、困りごとが生じているのに改善できなかったり……
性格だと思って諦めて放置していると、変換点がきたときにコントロールできません。
そのため、放置することは得策ではないでしょう。
もしかしたら……
「放置しない方がいいのはわかったけど、
あまり聞いたことのない疾患では、治療もどんなものなのか予想ができなくて少し怖い印象を受けてしまいますね。
そこで気分変調症の治療方法にはどんなものがあるのか、
次のような治療法があり、
薬物治療
認知行動療法
精神分析療法
対人関係療法
支持的精神療法
治療方法については聞いたことのあるものが多いのではないでしょうか。
他の精神疾患の治療にも用いられている方法ですよね。
もちろん、症状によって使用するお薬や、各療法における細かいアプローチは少しずつ異なりますが、内容がまったく予想できないものではないかと思います。
気分変調症は元々の性格だと捉えられがちで、
発症してから治療を開始するまでに長い時間を要することも珍しく
治療方法の選択は自分だけでは難しいので、
※コラム中の画像は全てイメージです