自立訓練と精神科デイケアの違い

精神保健福祉士などデイケアで働ける
スタッフが多くいるRodinaの自立訓練

自立訓練と精神科デイケアの違い

うつ病などのメンタル不調の方が社会復帰を目指すときに有用なサービスに、自立訓練(生活訓練)や精神科デイケアなどがあります。

精神科デイケアは、クリニックなど医療機関でおこなわれるため健康保険が適用されます。その一方で、自立訓練には適用されません。ただ自立訓練の場合は行政に費用を負担してもらえることもあり、前年の収入によっては無料で利用できる方もいます。

精神科デイケアは医療行為のためスタッフは精神科医師や看護師など医療専門職が在籍し、服薬管理も含め医療的な視点で専門的なサポートをおこないます。

Rodinaは精神保健福祉士や臨床心理士などスタッフの7割超が国家資格保有者に加え、キャリアコンサルタントや一般企業で人事や教育に携わったスタッフも多くいます。希望に応じて企業への訪問や、主治医への通院同行などをおこなう”アウトリーチできる強み”が最大の特長です。
復職・就職を見据えた社会復帰サポートをお探しの方にはリワークセンターがおすすめです。

精神科デイケアと自立訓練は併用可能なため、ご興味ある方は主治医またはRodinaまでお気軽にお問い合わせください。

精神科デイケアとは

精神科デイケアとは、うつ病などの精神疾患がある方の治療やリハビリをおこなう医療機関です。

病気によって落ち込んだメンタルや生活能力を回復しながら、再発防止や入院予防、社会参加の準備をします。

精神科デイケアを利用する目的はさまざまあり、厚生労働省の調査によると主に「生活するための力をつける」、「周囲の人たちとうまく付き合う」、「自分の生活を楽しむ」、「症状のコントロールや症状悪化時の対処をできる」などの目的で利用しています。

参考:厚生労働省「平成21年6月4日 今後の精神保健医療福祉のあり方等に関する検討会」(リンク先:https://www.mhlw.go.jp/shingi/2009/06/s0604-7.html

精神科デイケアの種類

精神科デイケアには4つの形態があります。自立訓練と違い、ナイトケアがあることが特長の1つです。
精神科デイケアは通所が基本になります。主に病院(総合病院・単科病院)・精神科クリニック・保健所・精神保健福祉センターなどに通うことになります。

精神科ショートケア

双極性障害など精神疾患のある方の地域への復帰を支援するためのグループプログラムが受けられます。

実施時間はプログラム内容の種類にかかわらず1日につき3時間が標準とされ、午前または午後のどちらかで利用することが一般的です。

精神科デイケア

適応障害など精神障害のある方の社会生活機能の回復を目的としたグループプログラムが受けられます。

実施時間はプログラム内容の種類にかかわらず1日につき6時間が標準とされ、 9時~15時の間にサービス提供されるのが一般的です。

精神科ナイトケア

デイケアが日中の利用となるのに対し、ナイトケアは午後4時以降に開始されます。

実施時間は1日につき4時間が標準とされ、6時~20時の時間帯で実施することが多いようです。

精神科デイ・ナイトケア

デイケアとナイトケアを一貫して利用できるのが「精神科デイ・ナイトケア」です。

朝から夜まで食事を挟んで10時間利用することができます。施設によっては食事も提供しています。

精神科デイケアのプログラム

精神科デイケアでは社会生活機能の回復を目的にしたプログラムを受けられます。
主に「生活リズムの改善・体力づくり」、「症状の再発防止」、「自己肯定感の回復」、「居場所や相談できる場が増える」などの効果があります。

具体的には、料理や手工芸などの創作・趣味活動、散歩や卓球などのスポーツ、認知行動療法などの心理療法などがおこなわれます。
精神科デイケアごとに特色があるので、あなたに合ったデイケアを選ぶことが大切です。

リワークセンターの自立訓練では、心身の健康を整えるウェルネスプログラムやカウンセリングに加え、復職・就職に役立つプログラムが受けられます。オンラインで自宅から利用できることも特長のひとつです。

精神科デイケアのメリット・デメリット

メリット

日中の居場所ができるので、家に引きこもりがちにならない。

精神科デイケアに通うことで、生活リズムや体力の改善が期待できる。

社会復帰を促進するための治療プログラムを受けられる。

自分の病気や障害について学べる。

自立訓練と違い、スタッフに精神科医師と看護師が必ずいるので症状の不安などを気軽に相談できる。

(リワークセンターのスタッフの7割超は精神保健福祉士や臨床心理士などの国家資格保有者です。経験豊富で専門知識のあるスタッフが多くいますので、ご安心ください)

デメリット

自立支援医療制度を活用していない場合、自己負担額は3割となるほか上限額も適用されない。

スタッフが医療従事者なので症状緩和や予防には効果的な一方で、復職・就職に役立つサポートを受けられない可能性がある。

オンラインで精神科デイケアを利用できるかは各医療機関ごとに異なる。

平成18年の厚生労働省調べによると、精神科デイケアの利用者の7割以上が統合失調症のある方。うつ病など気分障害のある方の利用割合は10%のため、同じ病気・障害のある方と出会いたい場合は、精神科デイケアまで問い合わせることが大切。

精神科デイケアの利用条件・料金

  • 利用対象者

    精神科デイケアの利用対象者は、うつ病や統合失調症、適応障害、パニック障害、アルコール依存症などの精神障害のある方が主に利用しています。

    自立訓練と違い自治体による受給者証の発行を必要としないため、精神科デイケアの医師に認められれば利用することができます。

  • 利用期間

    精神科デイケアの利用期間は法的には定められていません。利用者の意思によって終了のタイミングを検討することができます。

    リワークセンターの自立訓練は原則2年まで利用でき、実際には3ヵ月ほどで復職される方が多いです。

  • 費用

    精神科デイケアは外来医療の位置づけのため、健康保険が適用されます。自己負担額は3割になり、自立支援医療制度も利用すると1割の負担で済みます。

    自立訓練は福祉サービスのため費用を行政負担してもらえることもあり、前年の収入によっては無料で利用できます。

精神科デイケアの利用条件・料金

  • 利用対象者

    精神科デイケアの利用対象者は、うつ病や統合失調症、適応障害、パニック障害、アルコール依存症などの精神障害のある方が主に利用しています。

    自立訓練と違い自治体による受給者証の発行を必要としないため、精神科デイケアの医師に認められれば利用することができます。

  • 利用期間

    精神科デイケアの利用期間は法的には定められていません。利用者の意思によって終了のタイミングを検討することができます。

    リワークセンターの自立訓練は原則2年まで利用でき、実際には3ヵ月ほどで復職される方が多いです。

  • 費用

    精神科デイケアは外来医療の位置づけのため、健康保険が適用されます。自己負担額は3割になり、自立支援医療制度も利用すると1割の負担で済みます。

    自立訓練は福祉サービスのため費用を行政負担してもらえることもあり、前年の収入によっては無料で利用できます。

社会復帰(復職・就職)までの流れ

不安や悩みのご相談

Step1

休職・離職中の不安や悩みをひとりで抱えていませんか? 病気(障害)や暮らし、仕事復帰への不安など、何でもご相談ください。

体力回復や生活習慣づくり

Step2

落ちた体力や乱れた生活リズムを整えながら、社会復帰への準備を始めます。あなたのペースで、働くための基礎作りができます。

あなたらしい働き方の発見

Step3

専門的なプログラムやスタッフとのカウンセリング・面談などを通して、働き続けるために、得意なことや苦手なことを整理しながら、これからのキャリアを明確にします。

健康的に働き続ける

Step4

社会復帰後も安定して働き続けられるようにサポートをします。スタッフとの定期面談でメンタル不調の再発に気をつけ、健やかに長く働くことができるようにサポートします。

自立訓練(生活訓練)が受けられる事業所

自立訓練(生活訓練)はリワークセンターで受けられます。

「外出することが、体力的にも精神的にも不安」、「遠方だから、毎日通うのはつらい」という方なども、お気軽にご相談ください。

※お住まいの自治体により在宅訓練のサービス提供が難しい場合があります。

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