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リワークセンター大宮では、業務過多など環境要因によって休職された方だけでなく、複数回休職された方や発達特性のある方向けのトレーニングを実施しております。

コミュニケーションによる認知の歪みによってメンタルヘルス不調になったケースに対し『メタ認知トレーニング』や、対人コミュニケーション改善を目的とした『グループダイナミックス・プログラム』などのプログラムをおこなっています。
仕事でミスをしてしまったときに、「ミスしてしまったので自分はダメだ」というネガティブな考えでひたすら落ち込む人もいれば、「誰だってミスはするから大丈夫」と前向きに考えられる人もいます。

人間には『考え方のクセ』があり、固定観念や価値観などによる認知に歪みがある場合には何か出来事があってもイライラしたり、ネガティブに捉えたりしてしまいます。
この認知の歪みを修正しても、ネガティブな考え方のクセが強いと仕事に戻ってストレスにさらされたりしたときに以前と同じようにネガティブに考えてしまい、そこから抜け出せなくなったりもします。

従来の認知行動療法と異なり、メタ認知療法ではネガティブな認知そのものを変えることなく、客観的に自分の思考を捉えてコントロールしていくことを目指します。リワークセンター大宮でメタ認知療法を取り入れたメタ認知トレーニングをプログラムとして提供しています。

専門のトレーナーがついて実施するグループワークでは、ネガティブな認知に捉われてもそこから抜け出せるようなトレーニングをおこなっています。
認知の歪みは、ひとりでは気づくことは難しいとされています。メタ認知トレーニングを通して、自分自身の考え方のクセを見直し、ネガティブな認知に捉われないようなスキルを身につけていきましょう。

また、『グループダイナミックス・プログラム』では、プログラムを通じて身につけたストレス対処やコミュニケーションスキルを実践するためのプログラムです。
協働作業を通じて仕事に戻った際に生じる対人関係の問題について対処できるようにすることを目的としています。
『グループダイナミックス』とは、集団と個人それぞれが及ぼす影響や関係についての考え方です。グループダイナミックス・プログラムでは、意見や価値観が異なる利用者さま同士が同じ作業や会議をおこなったりすることにより、実際に仕事に戻って対人関係の悩みが生じても対処できることを目指していきます。

リワークセンター大宮では、単に復職や再就職することが目的ではなく、実際に仕事に戻ったときにストレスが生じても就労継続できることを目的にプログラムを提供しております。