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特別プログラム「自分だけじゃない と感じられた日。くっぺさん講演レポート」

特別プログラム「自分だけじゃない と感じられた日。くっぺさん講演レポート」

11月、リワークセンター新横浜では、著書『休養の地図』で知られる “くっぺ@復職の人” をお招きし、特別プログラム「働き続けるためのセルフケア~自分なりの復帰作戦を描こう~」を実施しました。
「復職や再就職に向けて不安を抱える方に、少しでも安心のきっかけを届けたい」
そんな思いから企画したものです。
当日は近隣センターとの合同・ハイブリッド開催となり、多くの方にご参加いただきました。

(くっぺ@復職の人:https://note.com/kuppe55)
(休養の地図:https://daiwashuppan.com/book/b10078663.html)

プログラムの前半では、くっぺさんご自身の休職・復職の経験を、とても丁寧にお話しいただきました。
「不安はゼロにはならない」 「復帰後にも“揺れ”は起こり得る」
そんな言葉が紹介されるたびに、参加者の方々が静かにうなずく姿が印象的でした。
“ああ、自分だけじゃないんだ” と少し肩の力が抜けるような空気が、会場の中に広がっていったように思います。

後半では、復帰後のセルフケアの工夫について、かなり具体的にお話しいただきました。
「楽しみながらコーピングを増やす」
「料理で60点を目指す」
「趣味を増やすことも復帰への努力」
どれも力みすぎずに取り組める工夫で、皆さんの表情が少しずつ和らいでいくのを感じました。

特に心に残ったことは、「先のことを考えすぎなくていい。まずは1日。その積み重ねで景色が変わっていく」というものです。
復帰前はどうしても未来が重たく見えがちですが、目の前の一歩を大切にする感覚を、改めて思い出させてくれる言葉でした。

後半のワーク「自分なりの復帰作戦を描く」では、皆さんが黙々とペンを走らせ、自分の生活や働き方に合わせたセルフケアを真剣に考える姿がありました。
終了後には、
「気持ちがちょっと前に向いた」
「不安を感じて苦しかったけど、少しだけ和らいだ」
「やってみたいことが見つかった」
という声も多く、くっぺさんのお話が確かに利用者さんに“届いた” と実感できる時間でした。

今回の取り組みを通して、
「ここでは、自分のペースで復帰の準備ができる」
そんなリワークの魅力を感じてもらえたのではないかと思います。

リワークでは、今回のような“当事者の声に触れられる特別プログラム”だけでなく、
日々のコンディションづくり、働き方の整理、職場との調整など、復職・再就職までの道のりを伴走しながら支援しています。

「すぐに答えが出なくても大丈夫、一歩ずつ前に進める場所でありたい」

そんな思いで、日々利用者さんと向き合っています。
これからも、“もう一度歩き出してみよう”と思える瞬間に寄り添えるよう、温かいプログラムと場づくりを続けていきたいと思います。

講演者であるくっぺさん視点の記事はこちらから↓↓↓
「横浜のリワークで話したこと。緊張と、確かな手応え」 https://note.com/kuppe55/n/ncd88923e8a0a?sub_rt=share_pw

実施情報

  • 実施日時:11月16日(土) 10:00~12:00
  • 会場:リワークセンター新横浜(MAP)
  • 住所:横浜市港北区新横浜2-12-20 京浜建物ビル 4F
  • アクセス:JR・市営地下鉄「新横浜駅」より徒歩5分

主催

株式会社Rodina|リワークセンター新横浜