休職中の方が安心して仕事復帰できるようにサポートするリワークプログラム。日本語では、復職支援プログラムとも呼ばれます。また厚生労働省が「心の健康問題により休業した労働者の職場復帰支援の手引き」を公開したこともあり、職場復帰支援プログラムのほうが耳馴染のある方もいるかもしれません。これらのリワークプログラム・復職支援プログラム・職場復帰支援プログラムの呼称が示すことは同じです。うつ病や適応障害などの精神疾患で休職した方が、職場復帰を目指して受けるリハビリテーションプログラムになります。復職後に症状が悪化・再発して再休職しないことを視野に入れたプログラム内容になるため、安心して働き続けたい方におすすめです。
リワークプログラムは、精神疾患(精神障害)などで会社を休職中の方が利用できます。たとえば以下のような心の不調のある方が利用しています。
この他の疾患・障害でも行政や医師の認可が下りれば利用できることがあります。たとえば難病や発達障害などで休職した方も利用できる可能性があります。上記は一例ですので、リワークプログラムに興味のある方は最寄りの支援機関にお問い合わせください。当リワークセンターでは、主に精神疾患のある方が利用されています。20代~50代まで幅広い年代の方が利用し、特に20代・30代の方が多くなっています。男女比に大きな偏りもないので、どの方にとっても利用しやすい復職支援センターです。ご興味のある方はぜひ資料請求やお問い合わせください。
リワークプログラムはさまざまな支援機関で利用できます。支援機関ごとに費用なども異なります。下記のリワークについてご紹介します。
一つ目は、精神科クリニックなどの医療機関で実施される医療リワークです。医療機関のため、医師や看護師が主体となって職場復帰支援プログラムがおこなわれます。医療リワークのメリットは、医師や看護師のもとで復職支援プログラムを受けられることです。心身の体調面が気になる際はすぐに相談でき、ケアしてもらえます。そのため会社に復帰後の実践的なプログラムよりも、心身の回復を重視したリワークプログラムが提供される傾向にあります。医療リワークは医療機関で実施されるので、健康保険制度や自立支援医療制度を利用できます。費用は一部が自己負担となります。
二つ目は、地域障害者職業センターによる職リハリワークす。独立行政法人高齢・障害・求職支援機構により各県に1ヵ所以上設置される支援機関です。医療リワークと異なり治療はおこなわず、職場への適応を目的にしたリワークプログラムになります。公務員は利用できませんが、民間企業を休職中の方は無料で利用できます。
職場リワークは、休職前に在籍していた職場で、復職に向けた準備を進める方法です。代表的な例として試し出勤制度があり、短時間勤務や業務量を調整しながら、段階的に仕事へ戻るケースが多いです。実際の職場環境や業務内容に触れながら進められるため、復職後のイメージを持ちやすい点が特長です。メリットとしては、通勤や業務、人間関係などに少しずつ慣れることができ、復職後のギャップを減らしやすい点が挙げられます。一方で、専門スタッフによる支援が十分に受けられない場合があり、体調管理やストレス対処を自分で抱え込みやすい側面もあります。また、職場の人間関係が負担になるケースもあるため、無理のない進め方が重要です。
これまでリワークの実施主体と言えば、上記3つが挙げられました。ただし近年では新たに障害福祉サービス事業所が実施するリワーク(以下、「福祉リワーク 」と略称) と呼べる形態も登場しています。医療リワークは全国にありますが治療に重きを置くので、業務に役立つような実践的な復職支援プログラムを受けたい方の受け皿にはなりづらい側面があります。職リハリワークは無料で利用できることもあり人気ですが、施設数が少ないため利用待ちの方が発生しています。職場リワークは大手企業を中心にサポート体制の構築が進められていますが、全国のすべての企業が実施できている状況ではありません。それらの社会資源の課題を補うものとして、福祉リワークが注目されつつあります。
福祉リワークは、障害者総合支援法に基づく福祉サービス事業所にて実施されます。各地域の自治体に認められた民間企業やNPOなどによる職場復帰支援です。福祉サービスなので、利用料は国や自治体からの補助があります。自己負担額は前年の世帯収入によって異なります。ご自身の利用料が気になる方は、リワークセンターまでお問い合わせください。当リワークセンターも、この福祉リワークに相当します。2017年に広島で創業し、日本最大級の復職専門支援機関として休職中の皆さまをサポートしています。毎日600名以上の方が利用し、支援実績も豊富にございますので、ご興味のある方は資料請求や無料相談からご連絡ください。
スムーズな復職のために、リワーク施設の選択は重要な一歩です。ここでは代表的な3タイプを紹介します。
|
種類 |
医療リワーク |
職業リワーク |
福祉リワーク |
|
目的 |
疾患の治療と再発予防を主軸とした復職支援 |
職場復帰に向けたリハビリと、事業者への助言 |
復職や転職を視野に入れた就職と職場定着の支援 |
|
主な対象者 |
精神疾患で休職中の方 |
精神障害などにより休職中の方 |
障害や難病を抱えており、就職を希望する方(休職中の方も含む) |
|
期間の目安 |
3ヵ月~1年程度 |
3ヵ月程度 |
原則2年以内 |
|
費用 |
保険適用(自立支援医療で軽減可) |
公的機関のため原則無料 |
所得に応じ自己負担あり(多くは無料) |
|
専門スタッフ |
医師、看護師など |
障害者職業カウンセラーなど |
生活支援員、職業指導員、就労支援員など |
|
こんな人におすすめ |
治療と並行して進めたい方向け |
無料で利用したい、会社とも連携したい方向け |
転職も視野に入れ、幅広く相談したい方向け |
リワークプログラムを選ぶ際は、自分の状況や目的に合っているかを確認することが大切です。まず目的の面では、復職を目指すのか、働く準備を整えたいのかによって、適した施設が異なります。次に費用は、自己負担の有無や金額を事前に確認しておくと安心です。期間についても、数カ月から半年以上と施設ごとに差があるため、主治医の意見や体調の回復状況を踏まえて検討する必要があります。またサポート内容では、生活リズムの安定支援、ストレス対処、職場復帰に向けた実践的な支援が含まれているかを確認するとよいです。選択に迷った場合は、主治医や会社と相談しながら決めることで、無理のない復職につながりやすくなります。
リワーク施設には、全国対応のものから地域に根ざした支援機関まで、さまざまな選択肢があります。当リワークセンターは、全国に事業所を展開しており、一人ひとりの状態に合わせた復職支援をおこなっている点が特長です。生活リズムの安定から職場復帰まで、段階的なサポートを受けることができます。各都道府県の障害者職業センターは、地域ごとに設置されており、職業評価やリワーク支援など専門的なサポートを受けられます。公的機関として、医療機関や企業と連携しながら支援を進める点が特長です。精神保健福祉センターは、各自治体に設置されており、心の健康に関する相談や情報提供をおこなっています。リワーク専門施設ではありませんが、支援先の紹介や相談窓口として活用しやすい存在です。
一人での復職活動は不安を感じやすいものです。リワークプログラムでは、専門家の支援のもとで計画的に復帰準備を進められるのが大きな利点です。
休職期間中は通勤や仕事のプレッシャーがないため、どうしても生活リズムが乱れがちになります。リワークプログラムでは決まった日時に通所することによって生活時間が整い、心身のコンディションを安定させることができます。規則正しい生活は、復職後に必要な体力を回復させるための土台となります。まずは週3日から始めるなど、無理のないペースで通所を開始できる施設も多く、自分の体調に合わせて少しずつ体を慣らしていくことが可能です。
リワークプログラムは、復職への自信を段階的に取り戻すための場です。まずは短時間の利用から心身を慣らし、徐々に負荷をあげながらリハビリ的な業務で仕事の感覚を取り戻していくのが一般的です。それと同時に、ストレスと上手につき合う方法など、再発を防ぐための具体的なスキルを習得します。おもに体力と心の両面から段階的な準備を重ねることで、復帰に向けての確かな手応えを得られるのが魅力です。
「自分だけが取り残されているのではないか」という孤立感は、休職中の焦りや不安を増大させる問題です。リワークプログラムには、同じ痛みや悩みを経験した仲間が集まります。日々のプログラムや対話を通じて互いの経験を共有し、ともに前へ進もうとすることで、一人ではないという安心感が生まれます。この仲間の存在が大きな支えとなり、復職へのモチベーションを高めながら、前向きに準備に取り組むことができるのです。
「自分だけが取り残されているのではないか」という孤立感は、休職中の焦りや不安を増大させる問題です。リワークプログラムには、同じ痛みや悩みを経験した仲間が集まります。日々のプログラムや対話を通じて互いの経験を共有し、ともに前へ進もうとすることで、一人ではないという安心感が生まれます。この仲間の存在が大きな支えとなり、復職へのモチベーションを高めながら、前向きに準備に取り組むことができるのです。
リワークプログラムは復職への大きな助けとなりますが、利用するうえで知っておきたい側面もあります。ここではプログラム参加の壁と、それに対する考え方を紹介します。
リワークプログラムは、ある程度の期間継続して通所することが前提です。一般的には数ヵ月、長い場合は1年近く通うこともあります。このためすぐにでも復職したいと考えている方にとっては、長く感じられるかもしれません。この期間は、安定した復職と再発防止のために必要な準備期間ととらえることが大切です。焦って復職して再休職するリスクを考えれば、結果的に近道にもなり得ます。休職期間の残りを考慮し、主治医や会社、スタッフと相談しながら無理のない利用計画を立てることが重要です。
リワークプログラムの利用にあたっては、費用が発生する場合があります。ただし、医療機関で実施されるリワークや、福祉サービスとして提供されるリワークでは、制度を利用することで自己負担を抑えられることがあります。たとえば、自立支援医療制度を利用した場合、医療費の自己負担は原則1割となります。さらに、所得に応じて月額の上限額が設定されているため、一定額以上の負担が発生しない仕組みです。福祉サービスを利用する場合も、前年度の所得状況によって自己負担額が決まり、負担が軽減されるケースがあります。実際の金額は利用する制度や個人の状況によって異なるため、事前に施設や自治体へ確認しておくと安心です。
リワークプログラムは、すべての人に同じように合うとは限りません。たとえば、プログラム内容のレベルが自分に合わず、負担を感じてしまう場合や、集団での活動や人間関係がストレスになるケースもあります。このような場合は、一人で抱え込まず、早めにスタッフへ相談することが大切です。プログラム内容の調整や参加方法の工夫など、柔軟に対応してもらえることもあります。また、見学や体験利用を通じて、事前に雰囲気を確認することも、ミスマッチを防ぐポイントです。自分に合った環境を選び直すことも、無理なく復職を目指すための大切な判断といえます。
リワークプログラムの効果について疑問に思う方もいるかもしれませんが、結論からいうと、この有効性を示すデータが存在します。
インターネットや口コミには、「リワークは意味ない」「しんどかった」「自分には合わなかった」といった声が見られることがあります。こうした意見が出る背景には、いくつかの理由があります。まず、体調が十分に回復していない段階で参加すると、通所そのものが負担になり、「しんどい」という印象を持ちやすくなります。また、集団プログラムが中心の施設では、人間関係や周囲との比較がストレスになる場合もあります。さらに、リワークの目的や内容を十分に理解しないまま利用すると、「思っていた支援と違った」と感じることもあります。その結果、「意味がなかった」という評価につながるケースも少なくありません。ただし、これらはリワークプログラム自体が無意味ということではなく、体調や目的、施設との相性が合っていなかった可能性が高いと考えられます。自分の状態に合った時期や環境で利用することで、効果を実感しやすくなる支援といえます。
厚生労働省によると、メンタルヘルス不調による休職から対策をせずに復職した場合、5年以内に約半数(47.1%)が再休職しています。また障害者職業総合センターの資料では、リワークプログラムを利用せずに復職した場合の再休職のリスクは、利用者の6.21倍にも高まると報告されています。実際に利用した方からは「休職を繰り返していたが、不調の原因を客観視できるようになった」「施設と職場の連携で、復帰時の配慮が円滑に進んだ」などの声も聞かれ、安定した復職への有効性がうかがえます。
具体的なリワークプログラムは施設によってさまざまです。そのため自分に合った復職支援プログラムを提供する事業所を見つけることが大切になります。リワークプログラムの一例として、当リワークセンターが提供するプログラムを一部ご紹介します。
休職の原因は人それぞれ違い、希望の復職時期や復帰先等も異なります。画一的な対応では個々のニーズに対応することができません。そこでリワークセンターでは、一人ひとりに合った職場復帰プランを個別に作成します。また職場復帰プランは主治医や企業と連携しながら作成します。そのため体調に配慮しながら利用することや、実際の復職を見据えながらリワークプログラムを受けることができます。たとえば最初は週2日3時間の利用から開始して、生活リズムや体調の回復状況に応じて徐々に通所頻度を増やしていきます。
リワークセンターにはプログラムが3,000以上あります。プログラムは大きく2つに分けられます。一つは個人プログラム、もう一つは集団プログラムです。個人・集団プログラムにはさまざまなものがあり、そこから自身に合った職場復帰支援プログラムを受けられます。
個人プログラムの一つに、個別面談があります。頻度は個々によって異なりますが、リワークセンターでは主に週に一度は面談を実施しています。リワークセンターのスタッフの約8割が、臨床心理士や精神保健福祉士、キャリアコンサルタントなどの国家資格保持者です。専門家と定期的に面談することで、悩みを一人で抱え込まないようにサポートしています。また面談では職場復帰プランの進捗を確認し、必要に応じてプランの見直しもおこないます。
「主治医との診断はすぐに終わってしまいがちで、話したいことを話せずにいました。リワークセンターでは十分な面談時間を取っていただけるので、不安をしっかりと話せて心が楽になっています」
「上司との復職面談で、別の部署に異動して復帰することが決まりました。ただ新しい仕事についていけるか不安でした。その悩みをスタッフに相談したところ、会社の上司と復帰時の仕事内容について調整してくれました。そして新しい仕事内容と似たものを模擬業務としてリワークセンターで用意してくださり、ある程度体験したうえで復帰できたので助かりました」
うつ病や適応障害などの精神疾患の治療では、まずしっかりと休むことが大切です。そして症状が回復してきたら、生活リズムや体力を取り戻すことが重要です。昼夜逆転した生活リズムや体力が落ちた状態で復職すると、症状が悪化・再発するリスクが高まり再休職につながります。そのためリワークセンターではセルフケアプログラムもご用意しています。たとえばフィットネスやウォーキング、ジョギングなどを取り入れています。またRIZAPとコラボしたウェルネスプログラムもあり、心身の健康を整えるために体を動かす活動にも力をいれています。
「主治医から運動がうつ病に良いと聞いていたものの、三日坊主で終わっていました。リワークセンターに通うことで、定期的に運動するきっかけができて良かったです」
「生活リズムがなかなか戻らずに悩んでいました。リワークセンターで運動することで良い意味で体が疲れるので、夜も寝付きやすくなりました」
適応障害などの精神疾患は、ストレスが原因で発症します。そして職場復帰後の再発を防ぐには、ストレスの原因から離れて復職することが重要です。そのためにも、何がストレスの原因であったかを発見し、その回避方法や対処方法を学ぶことが大切になります。リワークセンターでは心理プログラムとして、認知行動療法などを実施しています。休職に至った原因を専門家と振り返りながら、原因の特定やマネジメント方法を学びます。ストレスマネジメントプログラムには、スタッフとの個別形式や、利用者同士のグループワーク形式があります。自分に合った形で自己分析に取り組めると好評です。
「自己分析が苦手なので、スタッフと面談をしながら振り返ることができて良かったです。スタッフと対話をしながら、多面的に当時を分析できて新しい発見にもつながりました」
「グループワークが苦手でしたが、スタッフから『聞くだけでも大丈夫』とのことなので参加しました。他の方のストレスの原因に共感できて、自分だけじゃないと思えたり、自身では思いつかない対処法を知ることができて良かったです」
主にパソコンを使ったプログラムです。事務作業などに役立つITスキルを身に付けられます。うつ病などを発症すると集中力が低下するため、パソコン作業を通じて集中力の回復も図れます。またWordやExel、PowerPointなどのMicrosoftOfficeだけではなく、PhotoshopやIllustratorなどのデザイン系ソフトも学べます。
「これまで現場で長く働いていました。復職時は本社勤務になり、自分に事務仕事ができるか不安でした。リワークセンターで事務スキルを学べて助かりました」
「事務職でもともと働いており、今さらパソコン訓練なんて自分には必要ないと思っていました。ただ実際におこなったところ、打ち間違いが散見されて我ながら驚きました。たとえば文字をちゃんと追えていなかったり、入力後の再確認がしっかりできていないなどが原因でした。会社の資料作成でこのミスをしていたら職場の皆に心配されてしまうので、事前に気づくことができて良かったです」
ソーシャルスキルトレーニング(SST)などを通して、対人関係の問題解決スキルを学べる集団プログラムです。アサーティブな伝え方やプレゼンテーションなどに役立つポイントも学びながら、ビジネスで必要となるコミュニケーション力を身に付けます。
「相手の意見を尊重するあまり、自分の意見を言えずに抱え込んでしまうことが多かったです。そのモヤモヤをずっと抱え続けたことが一因となり、適応障害を発症しました。相手を不快にしない伝え方を改めて学ぶことができ良かったです」
「会社の月次報告や企画提案などのアウトプットが苦手でした。評価されやすい報告書や企画書などの内容面と、相手にしっかり伝わる発表の仕方など、プレゼンテーション力を総合的に高めるプログラムを受けられて良かったです」
リワークセンターでは、休職中の資格取得もサポートしています。たとえば、以下のような資格取得に向けた講座があります。休職中に資格を取得してキャリアの幅を広げることにもつながります。
日商簿記
ファイナンシャルプランナーFP各級
宅建
MBA
衛生管理者
IT系資格
秘書技能検定 など
「休職する前、簿記の知識があれば仕事に活かせると思うことがありました。ただ日々の忙しさに、簿記を勉強する時間がありませんでした。この機会に簿記をちゃんと学べることをチャンスと捉えて、休職中にスキルアップすることができました」
「私の場合は休職期間が3ヵ月だったので、MBAに興味はあったものの試験勉強するための十分な時間はありませんでした。ただMBAで求められる知識の概要を把握することができたので良かったです」
休職する原因はさまざまであり、リワークセンターの利用者には若い方もいれば、ミドル世代の管理職の方もいます。復職後に必要となるスキルや知識は役職によって異なるので、リワークセンターではキャリア別プログラムもご用意しています。プログラムは新人・若手・管理職・幹部の4種別があり、自身に合ったリワークプログラムが受けられます。
「社会人5年目になり、責任のある仕事を任されるようになりました。ただその責任を一人で重く受け止めてしまい、うつ病になりました。プログラムがキャリア別にあったので、今の自分に大切なことや、一歩先を見据えたときに必要となることを学べて良かったです」
「休職前は管理職として働いていました。他のリワーク施設では一般社員向けの内容になっており、自分に有用そうには思えませんでした。リワークセンターではキャリア別のプログラムがあり、部下のマネジメントに役立つことを学べて良かったです」
職場を想定した業務に取り組むことで、仕事の勘を取り戻せる復職支援プログラムです。職場復帰する際は、もとの職場に戻る方もいれば、別の部署に配置転換して復職する方もいます。異動して復職する方の場合、仕事内容が新しくなるので不安に思いやすいです。異動後を見据えた模擬業務をリワークセンター在籍時に経験することで、不安を軽減して職場復帰できるようになります。
「リワークセンターに通う前は、医療リワークを利用していました。医療リワークは体調面で役に立ちましたが、リワークセンターのような実務を想定したプログラムはありませんでした。復職前に模擬業務ができたことで、チームで取り組む感覚を取り戻せました」
「最初は模擬業務をする意味が分かりませんでした。ただ模擬業務中に、相談したいけどできないことがありました。そのとき、聞きたいことを聞けずに溜め込んでしまいがちな自分を変えられていないと気づくきっかけになりました。リワークセンターでは質問しやすい空気があるので、まずはこの環境でちゃんと自己発信できるようになったことが、復職後の現在の働きやすさにつながっていると思います」
リワークセンターでは、企業との復職面談に同席してサポートすることもできます。復職面談前に、復職時に受けたい配慮や希望の働き方について検討します。それをもとに会社と復職面談を実施し、安心して職場復帰できるように支援します。職場での配慮の例としては以下が挙げられます。
短時間勤務
軽作業や定型業務への従事
残業・深夜業務の禁止
出張制限
交替勤務制限
危険作業、運転業務、高所作業、窓口業務、苦情処理業務などの制限
フレックスタイム制度の制限または適用
転勤についての配慮 など
また厚生労働省による「心の健康問題により休業した労働者の職場復帰支援の手引き」では、まずはもとの職場への復帰を原則として提唱するものの、それは原則であり必須ではありません。リワークセンターでは、休職の原因が職場環境(仕事内容や人間関係など)にあり、その環境改善が難しい場合には別の部署で復職することも選択肢として、企業と交渉します。
「復職面談で何を聞かれるのか不安で、ちゃんと受け答えできるか心配でしたが、リワークセンターがサポートしてくれて助かりました。まずは短時間勤務のリハビリ出社から始めることができたので良かったです」
「職場に戻ることが嫌で嫌で仕方なかったです。転職も考えたのですが、新しい会社の風土になじめるかも不安でした。そのことをリワークセンターに相談したら、異動しての復職を会社に提案してくれました。おかげさまで配置転換して職場復帰することができて良かったです」
復職はゴールではなくスタート。職場復帰後に精神疾患の症状が再発して再休職をしないことが大切です。そのためリワークセンターでは、復職後も定期面談などを通して継続サポートします。不安をひとり抱え込まずにすみ、悩みを職場に言いづらいときはリワークセンターが代弁するなど、安心して働ける環境づくりへ支援します。
「リワークプログラムを受けて復職できる自信がついたものの、いざ職場復帰が近づくと不安でした。復職後も丁寧にサポートいただけて、ひとりじゃないことが心強かったです。復職当初はリワークセンターに頼りがちでしたが、徐々に自分で会社に相談できるようになり、自立して働けるように今後も頑張ります」
「困ったときに相談できる場が外部にあることは安心感につながりました。会社には言えないこともリワークセンターには話せるので、気持ちを吐き出せてスッキリします。ストレスマネジメント方法を実際の職場での出来事を踏まえながら実践できるので、対処法に悩んだときも相談できるので助かっています」
リワークセンターでは実際のプログラムを体験できる会を随時開催しています。興味のある方はサイトからお気軽にお問い合わせください。日程を調整し、予約を承ります。体験会ではプログラムを体感できるのはもちろん、不安な点や疑問点をその場でスタッフに直接質問が可能です。
リワークプログラムのスケジュールも個々のリワーク施設によって異なります。一般的には午前と午後の2部制になっている傾向があります。最初は午前・午後のどちらかのみに参加し、心身が整ってきたら両方に参加します。午前・午後の両方に週5日継続的に参加できるようになることが、復職後の勤務に必要な体力や生活習慣が戻ってきた目安になります。今回は当リワークセンターのスケジュールをご紹介します。スケジュールは個々によって異なるので、こちらは一例になります。
リワークプログラムを利用している期間は、通所だけでなく、休息とのバランスを意識することが大切です。毎日無理なく通所を続けるためには、活動と休養のメリハリをつけ、生活リズムを安定させることが重要になります。特に、睡眠・食事・運動は体調管理の基本となる要素です。日々の生活の中で次の点を意識すると、通所を続けやすくなります。
このように生活全体を整えることで、リワークプログラムの効果を感じやすくなります。
リワークプログラムの利用期間は、個人の回復状況などに応じて3ヵ月〜1年程度と幅があります。通常は主治医や会社の産業保健スタッフと連携し、最適な復職時期を見据えて計画を立てていくことになるでしょう。費用面は施設の種類で異なります。たとえば医療機関では健康保険適用のうえで自己負担が生じますが、自立支援医療制度で軽減可能です。また福祉リワークは所得に応じて無料となる場合もあり、障害者職業センターも原則無料で利用できます。企業内リワークは会社負担が一般的です。
リワークプログラムの種類でご紹介したように、リワーク支援は医療機関や地域障害者職業センター、企業、福祉サービス事業所で利用することができます。各支援機関によってご利用までの流れは異なるため、今回は一例としてリワークセンターをご利用される場合の流れをご紹介します。
当リワークセンターは全国51ヵ所以上にあります(2026年2月現在)。駅から歩いて5分など、最寄り駅から徒歩圏内で通えます。リワークセンターではリラックスできる環境づくりを心掛けているので、カフェのような落ち着いた空間でリワークプログラムを受けられます。各リワークセンターのファシリティなどは施設ページから確認できますので「リワークセンター一覧」から最寄りの事業所をお探しください。
復職支援プログラムにご興味いただけましたら、資料請求または無料相談をご利用ください。お届けする資料にはWebサイトに載っていない情報もあり、復職エピソードbookもお送りしています。休職中の方がどのように復職されたのかを実際のケースをご覧いただけます。
また無料相談も随時受付中です。対面・電話・オンラインなど、ご希望の形式でご相談いただけます。お時間も柔軟に対応できますので、ご遠慮なく希望の相談方法や時間をお伝えください。
今後のご希望や抱えている不安などをスタッフにお話しください。これまでの実績やノウハウをもとにアドバイスします。また対面相談やオンライン相談をご利用された方には、リワークセンターの見学もご案内しております。面談室や個別ブース、集団プログラム時の様子などもご覧いただけます。
リワークセンターに興味があれば、無料体験で雰囲気やプログラムを体感できます。実際の施設でスタッフとの個別相談も可能です。見学のみでも大歓迎ですから、まずはお気軽にお問い合わせください。
リワークセンターを利用したい場合は、市区町村へ申請して「障害福祉サービス受給者証」を受け取る必要があります。申請に必要な書類は、一般的には下記のとおりです。自治体によって、申請開始から発行まで1~2ヵ月程度かかる場合もあります。
受給者証が発行されたら、リワークセンターと利用契約を結びます。これにて契約手続きは完了し、リワークプログラムのご利用いただけます。
休職中も安心して療養に専念できるよう、公的な経済支援制度が用意されています。ここでは代表的な3つの制度を紹介します。
傷病手当金は、会社の健康保険に加入している方が業務外の病気やケガの療養のために仕事を連続して4日以上休み、給与が支払われない場合に支給される制度です。支給額はおおよそ給与の3分の2で、最長で1年6ヵ月間受け取ることができます。休職中の生活費を支えるための重要な制度であり、多くの方が利用しています。申請手続きは、自身が加入している健康保険組合や協会けんぽの窓口、または会社の担当部署を通じておこないます。
自立支援医療制度(精神通院医療)は、うつ病などの精神疾患で通院による継続的な治療が必要な場合に、医療費の自己負担額を軽減する制度です。通常3割負担の医療費が、この制度を利用すると原則1割負担になります。さらに世帯の所得に応じて、月々の自己負担額に上限が設けられます。医療機関でおこなうリワークプログラムの費用も、この制度の対象となる場合があります。申請は、お住まいの市区町村の障害福祉担当窓口でおこないます。
障害年金は、病気やケガによって生活や仕事などが制限されるようになった場合に、20代〜60代前半の方も含めて受け取ることができる年金です。精神疾患も対象で、日常生活や労働にどの程度の支障があるかによって等級が認定されます。休職の原因となった病気やケガの初診日から1年6ヵ月経過した時点で請求できます。手続きが複雑なため、お近くの年金事務所や市区町村の年金担当窓口、または社会保険労務士などの専門家に相談することをおすすめします。
リワークプログラムに興味があるなら、まずは相談から始めましょう。WEBや電話で随時予約を受け付けています。初回面談では専門スタッフが状況や希望を丁寧にヒアリングし、施設やプログラムを説明します。必須ではありませんが、事前に現状をまとめたメモや医師の紹介状などがあればスムーズです。もちろん、相談からすぐに契約する必要はありません。情報収集のつもりで、どうぞお気軽にご連絡ください。