まずは、気分変調症の症状によって、仕事へどのような支障が出やすいのか考えてみましょう。気分変調症は抑うつ状態が長く続く疾患です。
この症状があるために以下のような支障が出てきます。
これらはあくまで一例で、他の症状がみられることもあります。自分の疾患の特性について理解しておくことが大切です。それを踏まえたうえで、仕事の仕方や環境でどんな工夫ができるのか、考えていきましょう。
先程紹介したような支障を含め、自分がどんなときに疾患の影響を受けているか、観察してみましょう。ここで注意して欲しいポイントは、自分を責めるためではなく適切な対処法を探すために観察することです。特性を知っていたほうが対処がしやすいから観察する、という感じで軽く捉えてみてください。そこから、特性に合わせた対応を考えていきましょう。具体例を挙げてみます。
体調を整えるのは仕事だけでなく生活のベースになります。口でいうのは簡単ですが、症状に対しては努力だけではどうにもできないこともあります。だからこそ、自分でコントロールできる部分はコツコツ積み重ねていきましょう。特に、服薬に関しては自分の努力でどうにもならない部分である症状の改善が見込める部分です。調子が良くなってくると「もう飲まなくても大丈夫」と思ってしまいそうになります。しかし、服薬という自分でコントロールできることを疎かにして、症状が悪化することは非常にもったいないです。医師と現在の症状を相談のうえ減らしていきましょう。
体調を整えるように努力していても、体調の波は誰にでもあります。また、予想できるものでもありません。そのため、突然調子が悪くなることもあるという前提にたって職場環境を整えましょう。目新しいものはなかったかもしれませんが、実は気分変調症特有のしなければならないことは特にないのです。どんな人でもやるべきことの積み重ねが一番重要です。気分良く仕事をしていれば、抑うつ気分を少し忘れることもあるでしょう。そうなれば、しめたもの。気分変調症は改善できる疾患なので、仕事で改善へのきっかけを得られるかもしれません。
気分変調症の方が仕事を探していると、誰に相談したら良いかわからないような悩みも出てくると思います。仕事を探していて困っているけれど、誰に相談して良いかわからないこともあるでしょう。そんなときは就労移行支援など、専門機関へ相談することも検討してみてください。就労移行支援では、気分変調症に限らず精神疾患のある方や障害のある方の就労をサポートしています。自ずといろんな情報が集まってきますので、ひとりで悩んで答えが出ない場合も力になってもらうことができるかもしれません。具体的な悩みまでどんな相談でも受け付けています。「こんなこと相談していいのかな?」そんなふうに悩むことはありません。支援員も、あなたが今どんなことに悩んでいるのか、どんなことに困っているのかを知れたほうがサポートをしやすいです。